4日目と5日目は平泉結構回ったー。天気がちょっと残念だったけど。
以下、囲み文章は特に断りのない限り奥の細道からの引用です。
まず中尊寺。
入り口。ここまでは駅から徒歩20-30分、バスなら10分くらい?
入り口からどんどん坂を上っていきます。写真では分かりにくいけど、それなりに厳しい坂だった。ここからも結構(片道10-15分の坂道)歩くので、入り口まではバスを強く推奨。
金色堂といえば、奥の細道では「光堂」ですね。
かねて耳驚かしたる二堂開帳す。
経堂は三将の像を残し、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。
七宝散りうせて、珠の扉風に破れ、金の柱霜雪に朽ちて、既に頽廃空虚のくさむらとなるべきを、四面新たに囲みて、甍を覆うて風雨をしのぐ。しばらく千歳の記念とはなれり。
五月雨の降り残してや光堂
なお、写真は実際には金色堂ではなく、その外側にあって金色堂を保護するための「覆堂」です。金色堂自体は撮影禁止です。
経蔵。奥の細道(上の文章)では「経堂」といわれていたものです。
中尊寺の後は、下の文で有名な高館へ。源義経の最期の地としても有名です。
まづ高館にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。
衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落ち入る。
(中略)
さても義臣すぐつてこの城にこもり、功名一時のくさむらとなる。
国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠うち敷きて、時の移るまで涙を落とし侍りぬ。
夏草や兵どもが夢の跡
卯の花に兼房見ゆる白毛かな 曾良
高館より北上川・衣川を望む(方角:北)。大きい川は北上川。
画面中央に橋がかかっているかと思いますが、その橋の下を衣川が流れている。
右方向に視点を移すと、雲でふもと部分しか見えないけど束稲山(たばしねやま)がある。
束稲山は西行で有名ですね。(これは奥の細道とは別)
ききもせず束稲やまのさくら花 よし野のほかにかかるべしとは
西行法師
長くなったのでこの辺で。つづく。